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福徳弁財天

福徳辯財天(生野弁天)
 弁財天は、インド・サラバティ河を神格化したもので、土地豊饒の神として、知恵、学問芸術、戦勝を得させてくれるとも言われておりますが、財福をもたらす神として信仰を集め「辯財天」とも書かれる様になり福徳神となり、七福神の一人に加えられる故となりました。
 琵琶を奏でている姿、武器を持つ姿など、弁財天には様々なお姿があります。  成恩寺は、二躰の弁財天をお祀りしており、どちらも江戸前期の作といわれております。
 福徳辯財天は、剣と宝珠を持つお姿で、学問芸術・音楽の才能を増益するだけでなく、病疫・闘争の災難を除き、財宝延寿・福徳をもたらすといわれております。厨子の両扉には、十五童子が描かれております。
 もう一躰の弁財天は、八本の腕を持ち富を授け、寿命を延ばし災難を取り除いてくれるといわれております。厨子の向かって右扉には大黒天、左扉には毘沙門天が脇侍として描かれております。
 弁天堂の正面の額「福弁天」は、第十六代 大本山東福寺管長 慶道元照師の文字で、彫刻家 柴田芳弘の作になります。また、正面内側には、第七代大本山東福寺管長 九峰一精師の文字で 「辯財天」の額が掲げられております。
 以前、生野弁天寄席として、成恩寺若手落語会を年四回開催しておりました。いまは、独演会を開かれる人気の落語家となられております。
 普段は、閉じられたガラス扉の透明箇所からお参りいただいておりますが、今年の盂蘭盆会大施餓鬼の際に、弁天堂を開放いたしますので、どうぞお参りください。

第七代管長 九峰一精師 書
第十六代管長 慶道元照師 書

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